鶴見大学歯学部附属病院は、JR京浜東北線鶴見駅ならびに京急鶴見駅から徒歩7~8分圏内に位置する“歯科の総合病院”で、ご来院頂くには至極便利な立地となっております。また、当院は曹洞宗総本山總持寺の鎮守の森に抱かれており、春夏秋冬、四季折々の色彩を楽しめる癒しの空間に佇んでおります。
さて、当院は、1970年の開院以来、“歯科の総合病院”として、地域医療の一翼を担って参りましたが、今後も、諸々の社会的要請を鑑みた診療体制を整えることで、地域の皆さんの健康寿命の延伸に貢献できることを願っております。実際のところ、当院には、むし歯や歯周病の予防・治療、義歯や被せ物による治療、歯並び・噛み合わせ・アゴの歪みに対する矯正治療、顎関節症の治療、顎・顔面のケガや骨折の治療、さらには口腔がんの治療に至るまで、“歯科”が担当するほぼ全ての疾患に対応することができる“その道のプロ”(各分野の専門医)が在籍しており、患者さんお一人お一人の病状に合わせてベストな治療を提供できるよう努めております。また当院には、内科と眼科も併設されており、やはり“その道のプロ”が担当しております。
ところで、昨今、歯科医師や歯科衛生士による口腔衛生管理(“その道のプロ”による歯磨き指導や定期的な歯石の除去など)が健康寿命の延伸に大きく寄与することが科学的に明らかとなり、とくに全身麻酔下での手術や抗ガン治療を受ける患者さんの口腔衛生管理を実践することで、手術後や治療中のトラブルが減り、治療の完遂率が高くなることが分かってきました。そこで、当院でも近隣の総合病院と連携し、前述のような患者さんを受け入れ口腔衛生管理に取り組んでおりますが、今後、さらなる体制強化を図る予定です。
いずれにしましても、当院では「地域社会から支持される病院」であることを前提とし、「Welcome to our hospital !!」の精神で患者さんをお迎えすることをモットーとしておりますので、皆さんにおかれましては、歯・口・アゴに関することで困ったことがありましたら、是非とも当院をご利用頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。
2025年4月1日
鶴見大学歯学部附属病院長/口腔外科・顎顔面外科科長 濱田 良樹