文学部タイトル

日本文学科4年間の学びの流れ

Menu

文字、言葉、文学作品と段階を経て学びを深める

入学前:日本文学の基礎力構築

1年次

読み書きの基礎を一からじっくりと身につける。
辞書の引き方や作文、古典や漢文の文法・単語などの基礎を全員が修得。30名程度のクラス編成で丁寧に学べます。

■ 基礎古文[1年次]
語彙や文法、古人の思考や表現方法から、古文を読むための基本的な技能を学びます。読解の基礎だけでなく、くずし字についての理解も深めていきます。

2年次

各学問の入り口に触れ、知識の幅を広げる。
日本文学・日本語学の専門分野の入門編となる「講読」や「概論」で知識を身につけ、興味を広げます。

■ 漢文講読[2年次]
中国の先秦時代から唐代に至る漢文、漢詩の代表作、名作を訓読で読み、その背景と日本文学との関係を理解すると共に、漢文訓読の規則に習熟します。

3年次

好奇心と目的意識にしたがって多様な選択科目でスキルアップ。国文学演習
講義や演習など、幅広い選択科目から自分の好奇心や目的に沿って自由に選択。専門的な内容を深く、じっくりと学びます。

■ 国文学演習[2~4年次]
作品の時代ごとに演習を開講。各自担当範囲を決め、文献や参考資料を調べて作品を読み進めます。一つひとつの言葉や表現などの読解を通じて、自ら調べ、考える力を養います。

4年次

4年間の総仕上げ卒業研究に取り組む
ゼミに所属し、教員の指導のもと、自らのテーマで卒業論文を作成。資格・免許の取得や就職面でのサポートも受けられます。

■ 卒業論文指導[4年次]
卒業論文を4年間の勉学の集大成としてふさわしいものにするために、それぞれのテーマ設定や調査内容、分析方法などについて、ゼミの参加者全員で議論をします。

 

PICK UP!

STUDENT'S VOICE

石井 陽彩さんの写真

石井 陽彩さん
日本文学科4年 神奈川県立 舞岡高等学校出身

苦手意識を克服しより良い教員になるための努力を続けます

国語科教員をめざし、教職課程のある本学科に進学しました。日本語学や文学など、各時代の専門の教授から各時代の特色を踏まえて、深く学ぶことができます。また1年次から教職課程に一所懸命に取り組んでいます。大学入学までは人前に出るのは苦手でしたが、本学科の演習発表を重ねるうちに堂々と発表できるようになり、苦手意識を克服しつつあります。より良い教員になるために、読書で文章力や語彙を養うなど、努力を続けていきます。

TEACHER'S VOICE

田口 暢之准教授の写真

田口 暢之准教授

記された言葉を手がかりに文学研究の手法を駆使して本質に迫る

日本文学科は、奈良時代から現代までの歴史や文学を幅広く学び、興味のある作品について、先入観にとらわれず自分自身の力で読解、考察し、独自の結論に導くことを目標にしています。作品に記された言葉を手がかりに、文学研究の専門知識や技術を身につけ、確実な証拠や根拠を集めて作者が表現したかったことを明らかにするのも夢ではありません。地味で地道な作業ですが、文学作品や作者に少しでも近づける楽しい作業でもあります。