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4年間の学びの流れ

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多彩な実習で知識と技術を磨く

文化財学科4年間の流れ図

 

PICK UP!

実習ⅢA

文化財について科学的な視点から学ぶ
この授業は、文化財科学に関する実技を主体としています。文化財科学はX線透視検査装置(レントゲン)や電子顕微鏡など分析機器を複数備えており、これらを学生が操作して材料の特性を調べたり、内部構造や表面の状態を観察したり、数値化して客観的に比較できるデータを作成します。また、文化財を後世に伝えるために劣化要因とその対策を理解し、それぞれの文化財にとって安全な環境を考えながら、展示する際の展示プランを作成します。このようにさまざまな角度から検証し、文化財の分析と保存について学びます。

STUDENT'S VOICE

竹村 幸三郎さんの写真

竹村 幸三郎さん
文化財学科4年 神奈川県立 霧が丘高等学校出身

機器を用いた分析の基礎的技術や保存に関する知識を身につけ、「文化財科学」について理解を深めていきます。少人数のグループで機器を使用し、展示プランを作成。展示の際に、照度や温度・湿度を文化財ごとに適切に設定することが求められ、展示と保存の両立の難しさを実感しています。4年次の博物館実習に活かしたいと考えています。

 

PICK UP!

STUDENT'S VOICE

白木 星空さんの写真

白木 星空 さん
文化財学科3年 東京都立 深川高等学校出身

文化財の修復など、実践的な学びを可能にする環境が整っています
土器の復元や実測、古文書の修理など、実践的な学習を可能にする環境が整っているのが本学科の魅力です。「古文書学」では、辞書を引きながらの解読でとても難しかったですが、読み解けたときの爽快感は忘れられません。学芸員だった先生方も多く、展示方法など博物館への興味が増しています。「鶴見大学文化財学会」での講演会運営のお手伝いや、学会誌『文化財學雑誌』の編集長など、とても充実した学生生活を送っています。

TEACHER'S VOICE

西澤 美穂子 准教授の写真

西澤 美穂子 准教授

歴史を学ぶのに必要な技術は自力で学ぶことへの自信につながる
文化財学科では、文化財の保護・活用に関する必要事項をひと通り学ぶことができます。特に発掘や文書の修理、科学分析、美術工芸品の取り扱いなど、実体験を重視する実習は、現在残っている文化財がいかに多くの人々の理解と努力、技術によって支えられてきたかを気づかせてくれます。学びを通し自然とわいてくる感謝の念、後世に文化財を引き継ぐ使命感、さらに他国の文化財を尊重する気持ちが、より良い未来を築く礎になると考えています。