西原 綾音 さん
文化財学科4年 神奈川県 高木学園女子高校出身
文化財の保存等について幅広く学ぶ
1年次から神奈川県を中心に巡検を行い、博物館や野外での文化財展示について考えてきました。文化財が制作された当時から現在までの保存方法や、今後の保存・活用について学べるのが面白いです。また、文化財を守るためには文理を問わず、幅広い理解が必要なことも知りました。卒論では石塔や墓石等、石造文化財の劣化と保存について扱います。
塩沢 桃 さん
文化財学科4年 神奈川県 上溝高校出身
自身の世界や視野が広がったと実感
掛け軸、漆器、陶磁器といった美術工芸品を扱う際の注意点をはじめ、古文書や漆紙文書についても興味深く学んでいます。古文書にあるくずし字や漢文の意味が理解できるようになり、仏像の部位の名称等もすぐに分かるようになりました。また自分の考えや価値観を客観的に分析し、友人との視点の違いを共有することで、自身の世界や視野が広がりました。
この授業では日本史を研究するために必要な、文字で書かれた資料(文献史料)を訓読し、解釈する方法の基礎を学びます。まず日本独自の漢文(変体漢文)の文法や語句の基礎を習得したうえで、中世の古文書や古記録などを題材に史料の訓読、解釈を学びます。その際、受講生には事前に史料を自分で読み、訓読文を作って提出してもらいます。毎週の課題は大変ですが、「自力で史料を読んでみる」ことが重要です。最初は全く読めなかった史料が徐々に読めるようになり、上達を実感している学生も少なくありません。
佐野 悠斗さん
文化財学科4年 静岡県 富士宮西高校出身
文献史料を自分で読み解くことは大きな意味を持ちます。他者の干渉を間に挟まない自分の知識や考えに基づいた解釈は、深い理解と新しい発見に繋がると思います。今後は古文書等、くずし字で書かれた史料からも内容を読み解くことができるよう、読み方や史料批判の力をつけていきたいです。