歯科予防処置、歯科保健指導、歯科診療補助の三大業務を行い、高齢者や障がい者への訪問歯科診療、咀嚼が困難な方への口腔機能管理などに関わり、役割が広がる歯科衛生士。本科では口腔だけでなく全身の医療知識を修得する科目群や、充実の歯科臨床実習、臨地実習、教育設備を用意しています。医療・保健・福祉の現場でも活躍できるプラスαの力を持つ歯科衛生士を育てています。
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歯科医療は発展を続けており、歯科衛生士は常に最新の専門知識や技術を学ぶ必要があります。本科は、歯学部と連携しており、最先端の歯科医療を学ぶことができます。
歯学部附属病院、他大学医学部附属病院、総合病院、歯科診療所での実習を通して、歯科衛生士として現場で活かせる実践力を身につけることができます。
口腔保健に必要な知識と技術を養うためにスタートアップセミナー、ステップアップセミナー、キャリアデザインを開講し、一貫したキャリア教育を行っています。
歯科衛生士国家試験の対策を2年次からスタートします。
模擬試験、補講、グループ学習、個別指導を行い、資格取得に向けて、一人ひとりを丁寧にサポートしていきます。
歯科衛生士の国家試験合格を目指す
歯科衛生士国家試験は高い合格率を維持し、社会の要請に応じた人材を送り出しています。
本学の歯科衛生科は、長い歴史と卒業生の活躍により社会から厚い信頼が寄せられています。授業では、3年次に社会で必要な知識やマナーなどを学ぶキャリア形成科目「キャリアデザイン」を必修として行います。特に採用先の人事担当者や卒業生を招き、必要とされている歯科衛生士像を知ることによって、社会の要請に応じて活躍できるように支援しています。就職活動が本格化する10月からは、教職員やキャリアコンサルタントが、履歴書作成や模擬面接のほか、就職の悩み相談や個人面接など、一人ひとりにきめ細かく対応し、就職へとつなげます。卒業後は、国家資格取得を基盤として歯科医療界の高い要望に応え、希望する職場で働くことができます。
白井 莉穂さん
株式会社ジーシー
歯科衛生科 2018年3月卒業
2021年に創業100周年を迎えた歯科総合メーカーで、歯科医療従事者向けのセミナーや講演会、デジタルショーの企画・運営、予防製品販売戦略等に携わっています。口や歯の健康にかかわる歯科医療は、人々のQOL( 生活の質)の向上に直結するもので、「生きる力を支える医療」として一層の役割を果たすことが求められています。その中で弊社が、お役に立つ歯科健康の情報発信の拠点として、またあらゆる歯科医療に関わる方々とのコミュニケーションの場として活用され、新しい価値の創造に繋がることを目指しています。学生時代は附属の大学病院で常に歯科の最先端を学ぶことができ、視野と教養範囲が広がりました。今後もホスピタリティとお客様ファーストを目標とし、歯科衛生士のライセンスを用いた活動の場をさらに広げるための努力もしていきたいと考えています。
本科の卒業生には、歯ブラシなどの口腔ケア用品メーカーに勤務して研究・商品開発に従事する人や、海上自衛隊に所属し、普段の業務の他に海外医療支援に参加して歯科教育に携わるなど、幅広く活躍している人がいます。また、歯科診療所などに就職後、認定矯正歯科衛生士や日本歯周病学会認定歯科衛生士、ホワイトニングコーディネーター、インプラント専門歯科衛生士などの専門資格を取得する人もいます。
6分で歯科衛生科のポイントが分かる!
学生や卒業生が語る学科の紹介を動画でご覧ください。