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卒業後の進路

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未来の歯科医療と歯科医師の活躍

歯科医療が患者さんのためにできることは、歯科医院での診療にとどまりません。
歯科医療は、臨床の現場はもちろん、医療を支える研究や国内外の活動の場でも必要とされており、公職や教育分野といったさまざまな活動の可能性が広がっています。

アイコン(二重レ点) 教育

CTやMRIから得た人体の画像データから、CAD/CAMを利用してPC上で歯科技工物などをデザインし、3Dプリンターによって立体モデルを製作するなど、コンピュータ技術が歯科に応用されています。

アイコン(二重レ点) 研究

幹細胞を用いた再生医療に注目が集まっており、歯科の分野でも口腔粘膜、骨、歯周組織、唾液腺など、さまざまな組織・臓器に関する再生医療の研究が進められています。

アイコン(二重レ点) 臨床

少子高齢社会を迎え、介護を必要とする高齢者のQOL(生活の質)を食の面から維持するため、歯や入れ歯の治療、リハビリテーションや病気の予防、食事や日常生活の介護との連携が必要とされています。

 

卒業生たちは各地の大学病院、歯科医院などで活躍

鶴見大学歯学部は50年以上の伝統を誇り、毎年、貴重な人材を輩出しています。歯科医師免許取得後は臨床研修歯科医師となります。
本学附属病院における2022年度臨床研修歯科医師のうち57名が本学卒業生です。
研修医として本学附属病院に勤務しながら大学院に進学することもできます。研修終了後は歯科医師として各地の大学病院や歯科医院で活躍しています。

卒業後の進路

 

 

卒後臨床研修

歯科医師免許を取得後、1年以上の卒後臨床研修が義務づけられています。
一般歯科診療所や病院歯科口腔外科など学外の施設と連携しています。

GRADUATES' VOICE

片岡 伶惟 さんの写真

片岡 伶惟さん
卒後臨床研修歯科医師/歯学科 2022年3月卒業

本学附属病院での臨床実習で、医療従事者としての姿勢、基本的な手技などを丁寧に学び、とても充実していたことから、卒後臨床研修も本院で学ぶことに決めました。治療のほか、症例発表で治療計画や方針を指導医や同期の研修医と共有することで、回数を重ねて円滑に進められるようになり、知識も技術も向上しつつあると実感しています。今後は研究を通して、よりよい医療を臨床に還元したいと考えています。

 

未来をつかんだ先輩たち

研究者

GRADUATES' VOICE

積田 光由 さんの写真

積田 光由さん
鶴見大学歯学部 クラウンブリッジ補綴学講座 歯学部附属病院インプラントセンター
歯学科2002年3月卒業
大学院歯学研究科博士課程2007年修了

「口腔インプラント」をテーマに基礎研究や臨床研究に励んでいます。大学院生のころ、担当教官から研究に対して謙虚であること、自身のデータには自信を持つこと、苦しい時ほど姿勢を正すことなど、研究者としての心構えを教えていただき、現在も研究活動の礎となっています。近年、歯科インプラント診療への期待の高まりとともに、社会的責務も増大しています。多様化する患者さんのニーズやより安全で安心なインプラント診療を提供できるよう研究を続けていきます。

開業医

GRADUATES' VOICE

溝上 淳子さん・溝上 智子さんの写真

親子2代で鶴見大学へ

溝上 淳子さん(右/母)
アルタ歯科クリニック・歯科医師
歯学科 1980年卒業

学生当時は5年次から6年次12月頃まで臨床実習があり、多くの治療の経験を行うことができました。そのおかげでスムーズに治療を始めることができ、当時のシステムにとても感謝しています。人生100年時代、最期まで食べることの楽しさをサポートできるのは歯科医です。この職業のやりがいと幸せを感じつつ、力のある限り診療に携わっていきます。

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溝上 智子さん(左/娘)
サザンクロス歯科クリニック・歯科医師
歯学科 2010年卒業

在学中、恩師が歯科恐怖症や全身疾患の患者さんへの治療見学に誘ってくれました。そのときの気づきが今も私の財産です。その 気づきとは、医師にとって何より大切なのは、患者さんの心に寄り添う治療と、それを可能にする傾聴力や洞察力だということ。こうした機会をくれた恩師に感謝するとともに、今後も初心を忘れず、診療に励むつもりです。