歯科医療が患者さんのためにできることは、歯科医院での診療にとどまりません。
歯科医療は、臨床の現場はもちろん、医療を支える研究や国内外の活動の場でも必要とされており、公職や教育分野といったさまざまな活動の可能性が広がっています。
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CTやMRIから得た人体の画像データから、CAD/CAMを利用してPC上で歯科技工物などをデザインし、3Dプリンターによって立体モデルを製作するなど、コンピュータ技術が歯科に応用されています。 |
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幹細胞を用いた再生医療に注目が集まっており、歯科の分野でも口腔粘膜、骨、歯周組織、唾液腺など、さまざまな組織・臓器に関する再生医療の研究が進められています。 |
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少子高齢社会を迎え、介護を必要とする高齢者のQOL(生活の質)を食の面から維持するため、歯や入れ歯の治療、リハビリテーションや病気の予防、食事や日常生活の介護との連携が必要とされています。 |
鶴見大学歯学部は50年以上の伝統を誇り、毎年、貴重な人材を輩出しています。歯科医師免許取得後は臨床研修歯科医師となります。本学附属病院における2024年度臨床研修歯科医師のうち36名が本学卒業生です。また、研修医として本学附属病院に勤務しながら大学院に進学することも可能です。研修修了後は歯科医師として各地の大学病院や歯科医院で活躍の道が拓けています。

歯科医師免許を取得後、1年以上の卒後臨床研修が義務づけられています。
本学附属病院では一般歯科診療所や病院歯科口腔外科など学外の施設と連携しています。

佐藤 千有里さん
卒後臨床研修歯科医師/歯学科 2024年3月卒業 埼玉県 星野高等学校出身
総合歯科で、20人の患者さんを担当し、治療を行っています。本学での6年間は実習や勉強で大変でしたが、この研修を行うなかで、全て貴重な知識や技術を得られた機会だったと痛感し、それらがあるからこそ、患者さんに寄り添って治療を行うことができていると思います。
子どもから高齢者まで幅広く診ることのできる歯科医師になりたいと考えており、指導医から多くを学び、研修に励んでいます。

下地 さおりさん
さおり歯科クリニック(沖縄県)
歯学科1999年3月卒業
高3の頃、漠然と英語の先生になろうかと大学進学を考えていたところ、ある事をきっかけに歯牙から身元が特定できることに衝撃を受け、親に「1校だけ歯学部を受験させて欲しい」とお願いしたことが歯学部進学のきっかけです。鶴見大学での臨床実習は直接患者さんを受け持つので、研修医になってすぐから仕事を任せやすいと言われていたのが誇らしかったのを覚えています。良い先生方や先輩方に恵まれ、鶴見大学での経験全てが貴重な学びだったと思います。

池野 正典さん
池野歯科医院
歯学科2009年3月卒業
歯内療法専門医をはじめ、複数の専門医等資格を活かした診療と並行して、歯科大学の特任講師として法医学の授業に協力しています。法医学については、学生時代に歯科法医学の本を読み、歯科医師は亡くなった方を家族のもとへかえすお手伝いができることを知りました。身元確認事業を通じて、司法機関への協力、関連研修会や訓練への参加、運営協力も行っています。6年間の学びは、医療人として大切な人間性・倫理性等を学べる機会となりました。

山崎 泰志さん
鶴見大学歯学部 歯内療法学講座・教授
歯学科1989年3月卒業
大学院歯学研究科 1993年修了 博士(歯学)
学位取得後に鶴見大学歯学部第二歯科保存学教室に助手として就職し現在に至ります。鶴見大学は緑の多い境内にあり、環境が良いせいか優しく熱心に指導してくださった先生が多く、また診療参加型の臨床実習で実際に患者さんを担当して診療が行えたことで、患者さんとの接し方をはじめ、卒後の臨床で役に立つことを効率的に学ぶことができました。現在は後輩である学生たちに、私自身が学生時代に教わったように知識や技能を指導しています。