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卒業後の進路

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未来の歯科医療と歯科医師の活躍

歯科医療が患者さんのためにできることは、歯科医院での診療にとどまりません。
歯科医療は、臨床の現場はもちろん、医療を支える研究や国内外の活動の場でも必要とされており、公職や教育分野といったさまざまな活動の可能性が広がっています。

アイコン(二重レ点) 教育

CTやMRIから得た人体の画像データから、CAD/CAMを利用してPC上で歯科技工物などをデザインし、3Dプリンターによって立体モデルを製作するなど、コンピュータ技術が歯科に応用されています。

アイコン(二重レ点) 研究

幹細胞を用いた再生医療に注目が集まっており、歯科の分野でも口腔粘膜、骨、歯周組織、唾液腺など、さまざまな組織・臓器に関する再生医療の研究が進められています。

アイコン(二重レ点) 臨床

少子高齢社会を迎え、介護を必要とする高齢者のQOL(生活の質)を食の面から維持するため、歯や入れ歯の治療、リハビリテーションや病気の予防、食事や日常生活の介護との連携が必要とされています。

卒業生たちは各地の大学病院、歯科医院などで活躍

鶴見大学歯学部は50年以上の伝統を誇り、毎年、貴重な人材を輩出しています。歯科医師免許取得後は臨床研修歯科医師となります。本学附属病院における2023年度臨床研修歯科医師のうち40名が本学卒業生です。研修医として本学附属病院に勤務しながら大学院に進学することもできます。研修修了後は歯科医師として各地の大学病院や歯科医院で活躍の道が拓けます。

卒業後の進路

卒後臨床研修

歯科医師免許を取得後、1年以上の卒後臨床研修が義務づけられています。
一般歯科診療所や病院歯科口腔外科など学外の施設と連携しています。

GRADUATES' VOICE

清川 莉巳 さんの写真

清川 莉巳さん
卒後臨床研修歯科医師/歯学科 2023年3月卒業

本学附属病院の総合歯科で患者さんの治療を行っています。同時に小児歯科・歯科麻酔科・障害者歯科・高齢者歯科・口腔顎顔面インプラント科・口腔外科・初診科等の各科を回ることで専門的な治療も見ることができ、とても勉強になります。
臨床研修歯科医師となって、技術はもちろん学部生時代に勉強していたことがとても大切だったことを再認識しました。治療が上手くいき、患者さんに感謝の言葉をもらった時は、とてもやりがいを感じます。

 

未来をつかんだ先輩たち

開業医

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神谷 洋子さんの写真

神谷 洋子さん
医療法人社団神光会 神谷デンタルクリニック 中島院 院長
歯学科 2000年3月卒業
歯学研究科 2006年3月修了

卒後臨床研修を修了したのち口腔外科学講座に入局し、臨床を学ぶとともに研究にも興味を持ち歯学研究科に進学。その後、歯科麻酔学講座での勤務を経て当院を開院しました。歯学部の先生方はとても熱心に学生一人ひとりに向き合ってくださり、臨床実習や治療見学を通して、患者さんへの接し方や治療計画を学べたことは卒業後すぐに役立つ大きな強みとなりました。
今後も地域医療への貢献と、安心・安全な医療を提供できるよう、日々研鑽に努めたいと思います。

勤務医

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大澤 昂平 さんの写真

大澤 昂平さん
藤沢市民病院 歯科口腔外科 主任医師
歯学科2014年3月卒業
横浜市立大学大学院 医学研究科医科学専攻 博士課程2020年3月修了

鶴見大学を卒業後、他大学附属病院で卒後臨床研修を行い、臨床現場で直面する課題を解決したいと考え大学院へ進学しました。悪性腫瘍の浸潤メカニズムについて研究を行い、修了後は臨床に復帰。現在は地域の基幹病院である藤沢市民病院で口腔外科疾患の診療に携わっています。実際の経験に重きが置かれた鶴見大学での学び、特に2年次の解剖実習の経験は現在の仕事に直結しており、口腔外科に携わる私の歯科医師人生の基礎となっています。

研究者

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五十嵐 千浪 さんの写真

五十嵐 千浪さん
鶴見大学歯学部 口腔顎顔面放射線・画像診断学講座 教授
歯学科1993年3月卒業

専門は歯科放射線学で、画像診断と顎関節症の保存治療を行っています。治療前の診断では見えない骨の中まで可視化できる画像診断は非常に重要です。患者さんの苦痛に対する原因究明の一助を担っていると自負し、真剣勝負で画像診断を行っています。本学の講座で顎関節症を専門とする教授のもとで学び、さらに顎関節の構造を明視化できるMRIの導入を機に歯科放射線学の道に飛び込みました。私がそうであったように、たくさんの後輩=歯科医師を育てていきたいと思います。