知識・技能・態度を磨き人間性豊かな歯科医師へ
5年次から始まる歯学部附属病院での臨床実習。スチューデント・デンティストとして担当患者さん5~6名の診療を継続的に行います。4年次までに学んだ知識・技能・態度を実践し、歯科臨床現場に必要な問題解決能力を養うと共に、歯科医師としての心構えや医療倫理、患者さんへの配慮や接し方などを含め、歯科医師として必要な素養と能力を高めます。
臨床実習と並行して、座学や人体模型でのシミュレーション実習を実施。歯科医師国家試験に向けて知識を整理し、臨床実習で得た技術と合わせて、より理解を深めます。
難易度の高い外科手術は、手術見学を通して学修します。顎の腫瘍手術など、先生方の高度な手術技術を目に焼きつけるほか、放射線科でのエックス線画像診断実習など、歯科医師に必要な技能を磨きます。
臨床実習の後半で行う症例報告会は、各臨床実習生が担当患者さんの中から1名を対象に検査結果、治療計画、治療内容、考察等からなる資料を作成します。これをグループ内で発表し、指導教員の総括を受けます。1年間での自分の成長を自覚することができる貴重な機会です。
川島 麗奈 さん
歯学科5年 神奈川県 鶴見大学附属高等学校出身
1 週間ごとに各診療科を回り、治療の様子を見ながら4年間の復習や照らし合わせを行っています。また、問題演習で国家試験に向けての勉強も進めています。診療科ごとの専門分野における手技を実際に見て、将来の進路選択に向けてさらに学びを深掘りしていきたいです。
岩本 大星 さん
歯学科6年 神奈川県 桐蔭学園高等学校出身
実際に患者さんに向かい合い、治療を行うことで、臨床の現場を知り、手順を確認しています。先生方からの細かな手技の指導や説明だけでなく、学業や年間予定の調整など学生支援課のサポートも心強いです。実際に働いた時にしっかりと動ける歯科医師に成長したいです。