歯学教育モデル・コア・カリキュラム※にもとづき本学独自のカリキュラムを展開
これからの歯科医師に求められるのは全身管理。 個々の患者さんの背景に考慮し、QOL(Quality of Life=生活の質)を維持する必要があります。
本学では「口腔」だけでなく全身に配慮する歯科医療を学びます。
※ モデル・コア・カリキュラムは、各大学で共通して取り組むべき教育内容を定めたものです。
入学後の円滑な学生生活に向けて教員・在学生がサポート
演習や講義を通して医療人となるべく自覚につなげる
医療人としての倫理観と教養、感性を磨きます。
夏期休暇明けには基礎歯科医学の学びが始まります。
歯や口腔の形態・組織、人体構造機能について学ぶ
年間を通して基礎歯科医学の講義と実習を行います。各教科の関連性を理解するための統合科目も充実しています。
診療行為を行うための基礎知識を養う
基礎歯科医学の知識を礎に、臨床科目の講義と実習がスタートします。また、全身と関連した講義も行われます。
臨床の体系的な知識・診断・技能を修得
臨床科目の講義と実習を行いながら、全国共用試験に向けた知識と技術を学びます。
CBT・OSCE 4年間総まとめの共用試験
臨床実習を行う上で必要となる歯学や歯科治療に関する知識、技術、コミュニケーション能力、態度を評価するための試験です。 鶴見大学では早い時期からタブレットなどを活用してCBTに対応するとともに、きめ細かい指導でOSCEに向けて学修します。 |
歯学部附属病院での臨床実習開始
臨床実習を通して実践力を学びます。また4年次までの知識を維持するため、臨床座学も開講されます。
6年間の体系的な知識の深化を図る
臨床実習で研鑽を積んだ後は、国家試験に向けて、集中力をもって日々学びます。
歯科医師国家試験 |
森山 有彩 さん
歯学科4年 東京都 文教大学付属高等学校出身
根気のいる難しい実習も、熱心な指導で充実した時間に
鶴見大学は父の母校で、大学の雰囲気の良さをよく知っていたこともあり、迷うことなく進学を決めました。
印象に残っている授業は「全部床義歯補綴学」の実習です。実際の治療では患者さんの口腔環境を詳細に確認しながら作り込んでいく過程が必要となるので、実習も非常に難しく細かい作業の連続でしたが、指導の先生がとても熱心に教えてくださるので、分かりやすく、根気のいる作業も充実した時間になりました。時折、父のクリニックで実習の復習をしたり、患者さんへの診療の様子を見学するなどして、学んだことを確実に身につけるよう努力を続けています。
将来は、患者さんの精神面に寄り添い、知識も技術も伴う歯科医師になりたいと考えています。
濱中 皓光さん
歯学科5年 宮崎県 宮崎第一高等学校出身
医学的な知識も兼ね備えた歯科医師を目指し日々の勉強に励んでいます
入学当初は、「歯」のことだけ学んでいればよいと思っていましたが、「解剖学」で人体解剖実習を行ったのが強烈な印象に残っています。全身の健康から、口腔機能の役割を理解することが必要で、医学部レベルの医学知識を 身につけなければと考えました。勉強は大変ですが日々の積み重ねが重要であり、テストが終わるたびに先生と面談し、弱点を確認し修正しています。国家試験を乗り越えて、患者さんに寄り添える歯科医師になります。
大久保 力廣教授
優れた歯科医師になるために最新の設備と実習環境で学ぶ
歯を失い、「噛めない」「しゃべれない」「見た目が悪い」などの悩みは、義歯やインプラントを装着することで、機能や見た目を改善することができます。私が担当する「口腔リハビリテーション補綴学」では、その種類、製作法、臨床術式等について学び、歯科医師として基礎的な技術を身につけます。附属病院での診療参加型実習を充実させているのも本学科の特徴です。近代歯科医学発祥の地、横浜で、最新の歯科医療を学び、多くの人の健康を支えてほしいと願っています。