歯学教育モデル・コア・カリキュラム※にもとづき本学独自のカリキュラムを展開
これからの歯科医師に求められるのは全身管理。 個々の患者さんの背景に考慮し、QOL(Quality of Life=生活の質)を維持する必要があります。
本学では「口腔」だけでなく全身に配慮する歯科医療を学びます。
※ モデル・コア・カリキュラムは、各大学で共通して取り組むべき教育内容を定めたものです。
入学後の円滑な学生生活に向けて教員・在学生がサポート
演習や講義を通して医療人となるべく自覚につなげる
医療人としての倫理観と教養、感性を磨きます。
夏期休暇明けには基礎歯科医学の学びが始まります。
金子 拓磨 さん
歯学科1年 埼玉県 秀明高等学校出身
歯科医師として土台となる基礎学問を中心に学んでいます。多様な分野と関連付けた講義が段階的に行われるので、スムーズに学びを深めることができます。生物学演習は、顕微鏡での標本観察やラットの解剖など、初めての医療系の演習はとても印象に残りました。
歯や口腔の形態・組織、人体構造機能について学ぶ
年間を通して基礎歯科医学の講義と実習を行います。各教科の関連性を理解するための統合科目も充実しています。
石田 カノン さん
歯学科2年 京都府 同志社女子高等学校出身
解剖学や発生学、生理学を基に、約半年をかけて健康なヒトについて知識を深め、さらに疾患や病気などについても学び始めます。歯などの硬い組織を専門にする材料や器具、機器について学ぶ理工学などもあり、どの教科も関連性を考えながら講義を受けています。
診療行為を行うための基礎知識を養う
基礎歯科医学の知識を礎に、臨床科目の講義と実習がスタートします。また、全身と関連した講義も行われます。
永塚 詩織 さん
歯学科3年 東京都 桐朋女子高等学校出身
臨床に必要なう蝕を削り修復する治療や、細菌に感染した⻭の神経の治療、義⻭製作ではその過程や、⽤いる材料と器具の扱い⽅、⽋損部位による義⻭の種類などを学んでいます。加えて、4年次に⾏われるCBTや、⻭科医師国家試験に向けた学修も進めています。
臨床の体系的な知識・診断・技能を修得
臨床科目の講義と実習を行いながら、共用試験に向けた知識と技術を学びます。
臨床実習を行う上で必要となる歯学や歯科治療に関する知識、技術、コミュニケーション能力、態度を評価するための試験です(令和6年度から公的化されました)。歯科医師育成に携わる全国の歯学部が試験問題を作成、かつ共有して実施しています。また、臨床実習では、Post-CC P X(診療参加型臨床実習後客観的臨床能力試験)を受験し、臨床能力の修得度を測ります。 鶴見大学では早い時期からタブレットなどを活用してCBTに対応するとともに、きめ細かい指導でOSCEに向けて学修します。また2019年度より短期集中型の新しい教育カリキュラムをスタートしており、国家試験との相関が高い共用試験(CBT)の平均点も着実に上昇しています。 |
渡邉 倭 さん
歯学科4年 茨城県 土浦日本大学高等学校出身
4年次ではCBTとOSCEという大きな試験があり、4年間の学修が全て試験範囲となるため、1年次からの全ての教科を復習しています。さまざまな知識の応用ができるよう、意識しながら講義や実習に集中して理解を深め、自主学修にも力を入れています。
歯学部附属病院での臨床実習開始
臨床実習を通して実践力を学びます。また4年次までの知識を維持するため、臨床座学も開講されます。
6年間の体系的な知識の深化を図る
臨床実習で研鑽を積んだ後は、国家試験に向けて、集中力をもって日々学びます。
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