展示品
ポルトガルのイエズス会士でスペイン王室の地図製作者、ルイス・テイセラ(Luis Teixeria・1564-1604)による日本図。オルテリウスのもとに送られ、『地球の舞台』1595 年版に掲載される。原図は行基図。形の整った日本図としては西洋ではじめてのもので、以後西洋で描かれる日本図に大きな影響を与えた。日本の位置は経度で4度程の誤差しかなく、東西の幅もほぼ正しく表されている。farima(播磨)、Vigo(備後)等の国名の他、都市名も記されるが、そのほとんどが布教活動の中心となった九州に見られる。地図の裏面(地図帳の次ページ)には「日本島(Iapona Insvla)」の詳細な説明を載せる。
会期:2023年5月26日(金曜日)~6月3日(土曜日)
会場:鶴見大学図書館 エントランスホール
開館時間は図書館ホームページのカレンダーをご確認ください。
入場無料。学外の方も展示をご覧になれます。入館時はカウンターにお声がけください。