いわゆる鎖国体制下において、長崎は海外-オランダ・中国(唐)-に対して公に開かれていた江戸幕府の直轄都市でした。この長崎を舞台として展開したオランダ船貿易と唐船貿易は、物の取引だけでなく人や情報・学問などの交流を生みました。近世日本において長崎は他所にはみられない異国情緒ただよう国際貿易都市でした。オランダ人に対しては出島が、中国人(唐人)に対しては唐人屋敷が居留地としての役割を果たしました。
鶴見大学図書館では、30年以上にわたって長崎貿易をテーマとして古文書・地図・絵図・絵画などを収集してまいりました。展示スペースの関係上、すべて展示することはできませんが、今回「出島と唐人屋敷―その景観と貿易―」と題して収集品の中から厳選し紹介します。
(石田千尋/本学名誉教授)
会期 : 2022年10月8日(土曜日)~11月5日(土曜日)
会場 : 鶴見大学図書館 1階エントランス
開館時間 :
平日 : 8時50分~21時
土曜日 : 8時50分~18時
日曜・祝日 : 休館
※10月10日(月曜祝日・授業実施日)は開館 : 8時50分~21時
※10月16日(日曜日・学園祭開催期間)は開館 : 10時~16時(展示のみ催行)
入場無料。学外の方も展示をご覧になれます。入館時はカウンターへお声がけください。
開館時間は変更になる場合がありますので、来館前にホームページをご確認ください。
10月20日(木曜日)15時~16時に、担当の石田先生が展示の解説をします。参加の申し込みは不要です。直接会場へお越しください。
展示解題はこちら [PDFファイル/818KB]