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学長メッセージ

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学長写真_中根正賢先生

本学は、建学以来、母体である曹洞宗大本山總持寺における、禅の精神にもとづいた「大覚円成 報恩行持」を教育の根幹としてきました。本学初代学長の中根環堂が示した二句八字で、生命を授けられた全てのものを深く慈しみ、感謝のこころをもって接し、報恩をみずから実践できる人間形成を意味します。また、現代は情報過多の時代であり、想像だけで判断せず、惑わされずに正しい情報を選択できる人材を育成するという、本学の使命を、二句八字に込めています。
そこで、本学では知と技術の修得、学内外における演習、体験実習、臨床実習、海外研修を取り入れた幅広い教育に加えて、總持寺における参禅会、必須項目である宗教学を通じた人格修養の場を用意し、禅の精神をもって全体を俯瞰して考え、見極める力を醸成する学びの場を用意しています。
多くの学生、教員と共に高め合いながら学び、さまざまな経験を積み重ねたなかから、一人ひとりの目標を探し出してください。学びの楽しさを実感しながら培った力を、社会に還元し、貢献してほしいと考えています。
いまだ収まらないコロナ禍にあり、学生生活で制限されることを心配される方も多いことでしょう。私たちは、人間同士が対面して学ぶことを大切にするために、あらゆる感染対策を講じ、学生諸君の安心と安全を確保しています。また、学業から私生活に至るまで、学生の不安を少しでも軽減するために、私たち教員はいつでも相談に応じています。
人生100年時代。心身ともに豊かであるために、学びの門戸は、開かれています。