生涯学習・司書講習タイトル

担当講師からのメッセージ(司書補講習)

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アイコン(矢印3) 生涯学習概論

片岡 了:明治大学講師

生涯学習の主人公はほかでもない自分自身です。生涯学習を支援する側に立つ図書館員をめざす人であっても、一人の社会人として学ぶことで得られる経験も貴重な財産になるはずです。自らの学習経験をもとに、支援を受ける相手の立場に立って支援することができれば、よりよい図書館サービスが行なえるのではないでしょうか。さらに、支援する・支援される関係を固定化せず互換的な人間関係を築いていくことも生涯学習の課題となります。
また、図書館員をめざす人の中には「本」が大好きな人が多いと聞きます。作品を介して作者と読者との間に出会いが生まれるように、本等の資料を通して利用者と図書館員との間に交流が起きることもあります。図書館はコミュニケーションの場ともなり、「本」が好きな人は、同時に「人」が好きな人であってほしいと願います。生涯学習の理解をもとに、利用者の学びを支えながら、自らも学びつづける図書館員を目指してください。

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アイコン(矢印3) 図書館の基礎

佐藤 翔:同志社大学教授

「図書館の基礎」は図書館についての学びを深めていくにあたっての「基礎」、学習体系の見取り図、あるいは目次のような科目です。この先の学び全体の予習のようなつもりで受けていただければと思います。

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アイコン(矢印3) 図書館サービスの基礎

松林 麻実子:筑波大学講師

長い間、「図書館」とは「本がたくさんある場所」であり、本の「貸出」こそが図書館サービスの中心だと考えられてきました。ですが、現在では司書や司書補が貸出サービスを通じて利用者と関わる機会はかなり減ってきています。また、様々なメディアが登場・普及することで本離れが進み、貸出サービスひいては図書館という存在が以前ほど重視されなくなっているという見方もあります。
では、現代社会における図書館サービスとはどのようなものなのでしょうか。この授業では、社会の変化に伴って図書館サービスが変化してきた様子を知るとともに、現代社会において意義のある図書館サービスを考えることを目指します。現在進行形もしくは未来志向の図書館サービスについて考えることになりますので、正解と呼べるものはないのですが、そのような問いについて考える面白さを少しでも実感していただけたらと考えています。短期間ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

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アイコン(矢印3) レファレンスサービス

吉田 隆:神奈川大学国際経営研究所客員研究員

「言葉は同一でも、それを表す内容は変るのです。Libraryという言葉もその一例でしょう」(A・ボスウィック)。
21世紀のLibraryの機能・役割・目標はヨーロッパ中世のLibraryと異なります。私たちも未来に向けて自己研鑽し変わらざるをえません。

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アイコン(矢印3) レファレンス資料の解題

宮原 志津子:相模女子大学教授

レファンレンスは、回答する人によって、問題への解釈、中心となる主題、使う資料、回答記録の付け方は様々です。最初は回答に時間がかかるかもしれませんが、慣れてくると勘が働いてスピードアップしていくので、焦らず、クイズを解くような気持ちで、楽しみながら取り組んでみましょう。

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アイコン(矢印3) 情報検索サービス

山川 恭子:鶴見大学実習技術員

私たちは問題解決の際にインターネットを活用しようとするとき、様々なウェブサイトやデータベースを活用しています。このときに使用するパソコンなどの情報機器の操作方法もさることながら、情報を探し出すためのツールは、日々新しい機能が生み出されるなど、目まぐるしく変化しています。そうした状況の中で、コンピュータを活用した情報検索を学ぶということは、この先どのような新機能が検索に追加されたりしても対応が可能となるような、応用力を磨くということにほかなりません。
そう聞くと難しいような気がするかもしれませんが、検索は考え方をちょっと変えてみたり、コツをつかんだりすることで飛躍的に上達することがあります。この講習で情報検索のすべての知識を習得しようと考えるのではなく、基本をまずは習得しようという気持ちを忘れず、間違えることを怖がらず、自分のペースで演習を進めていってください。

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アイコン(矢印3) 図書館の資料

大谷 康晴:青山学院大学教授

図書館の資料の種類や資料選択は,図書館を知らない人から見るとかなり意外な内容に見えることもあります。これらは,現代の図書館の直接のルーツとなる近代公立図書館が成立してからの歴史の中で確立していったものでもあります。まずは柔軟にうけとめてからじっくり考えて,その上で自分なりの考えを持ってください。

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アイコン(矢印3) 資料の整理

大蔵 綾子:鶴見大学講師

図書館の仕事に憧れる多くの人にとって、図書館の仕事と言えば、資料の貸出・返却やレファレンスのような直接サービスを思い浮かべることでしょう。これに対して、資料の整理のような間接サービスについて実態を知っている人は少ないと思います。
しかし、利用者が入手したい資料に速やかに辿り着くことはできるのは、資料の整理が正しく行われてこそです。この授業を通して、地味で地道な間接サービスの大切さにも注目してもらえればと思います。

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アイコン(矢印3) 資料の整理演習

坂本 俊:聖徳大学講師

図書館において利用者が求める資源や情報を提供するためには、図書館の保有する情報資源が管理・整理されていなければ適いません。この授業で学ぶことになる分類、件名、目録は当に、資源組織業務として図書館活動を支える専門的技能であるため、ぜひ演習を通して学びを深めてください。

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アイコン(矢印3) 児童サービスの基礎

河西 由美子:鶴見大学教授

図書館の児童サービスでは赤ちゃん向けのサービスなど、子育て支援にも関わる身近な取り組みを展開しています。
本科目での学びを通してその現状に触れ、社会における図書館の重要性について理解を深めていただければと思っています。

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アイコン(矢印3) 図書館特講

小南 理恵:鶴見大学講師

授業はオンデマンド配信で実施します。動画視聴と課題提出を繰り返しながら学んでいきますので、計画的に進めてください。
暑い中、長丁場の司書補講習ですが、体調に気を付けて一緒に学んでいきましょう。

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