文学部での教育を礎に、更に高度な専門性と強靱な知力を養います。
文学研究科博士前期課程は、文学部で育まれた基礎のうえに、専攻分野における研究能力や高度な専門性を要する職業などに必要な能力を養います。博士後期課程は、日本文学および文化、英語文化圏の各時代、日本の伝統文化など各分野にわたる学術の本質を掘り下げて探究します。神奈川県内の学術交流協定により、協定に加盟する大学の大学院にて授業の履修や研究指導を受けることも可能です。
髙橋 奈さん
文学研究科 文化財学専攻(博士後期課程)/文化財学科 2017年3月卒業
漆工品についてもっと知識を深めたい気持ちから、指導教授(漆工史専門)に相談し大学院進学を決めました。専門は近世の漆工史で、桃山時代に製作された高台寺蒔絵についての調査と、X線透過撮影などを用いた漆工品の素地構造についても研究をしています。学芸員としての仕事をしつつ、さらに研究を発展させていきたいです。
上原 ひなたさん
文学研究科 ドキュメンテーション専攻(博士前期課程)/ドキュメンテーション学科 2023年3月卒業
視覚障がい者と晴眼者の間の情報格差の解消を目的とした研究をしています。視覚障がい者の方に3Dプリンターで印刷した立体模型に触れてもらうことで、触覚によって晴眼者が視覚で得る情報と同じような情報を得ることができないかと考えています。先生方の専門もさまざまで、新しい 知識が広がっていくのは楽しいです。