令和8年度公開シンポジウム「大本山總持寺祖院の重要文化財指定によせて」(6月13日)

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今から七百年ほど前、御開山瑩山禅師により能登輪島に開かれた大本山總持寺祖院は、曹洞宗の歴史を語る上で欠かすことのできない寺院です。その壮観たる伽藍は、長い歴史の中で多くの人々の信仰を集め、北陸の地に豊かな文化を育んできました。しかしその歩みは、幾度となく災害に見舞われてきた歴史でもあります。2007年の能登半島地震で損壊した伽藍の再興がようやく成り、開山の大遠忌を迎えるばかりであった2024年の元日。再び半島を地震が襲いました。祖院も甚大な被害を受けましたが、今、周辺地域とともに、あらたな復興の途にあります。そうしたなか、2024年12月、16棟の建造物が国の重要文化財に指定されました。

本シンポジウムでは、祖院に育まれた歴史的・文化的な価値を、建築、美術、宗教文献といった様々な知見から再確認します。

このシンポジウムが祖院への理解を深める一助となり、継承してゆくべき文化遺産の未来を考える機会となれば幸いです。

日時

令和8年6月13日(土曜日)13時30分〜17時00分

会場および開催形式

講師および演題

基調講演

  • 髙島弘成老師(大本山總持寺祖院)
    「總持寺祖院―近世以降の伽藍配置から見えてくる重要文化財指定への道すじ―」

提題

  • ゲッペルト堀内絢子先生(株式会社文化財工学研究所)
    「大本山總持寺祖院の明治大火後の再建伽藍建物と平成19年能登半島地震からの復興について」
  • 小島裕子先生(鶴見大学仏教文化研究所)
    「總持寺祖院〈被災文化財〉の復興―大祖堂欄間の太祖一代彫刻、および遠忌法要における荘厳の講式・伽陀のこと―」
  • 武井慎悟先生(鶴見大学仏教文化研究所)
    「總持寺祖院における歴史的価値の再確認―所蔵資料の活用について―」

パネルディスカッション

  • 登壇者:髙島 弘成・ゲッペルト堀内 絢子・小島 裕子・武井 慎悟
  • 司 会:尾崎 正善(鶴見大学仏教文化研究所客員研究員)

令和8年度公開シンポジウムポスター