令和4年度鶴見大学仏教文化研究所公開シンポジウム「總持寺祖院史料の有用性とその可能性をめぐって」

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大本山總持寺祖院には、約二万点にも及ぶ厖大な史料が整理・保存されています。その内容は、祖院の歴史資料のみならず、各地の曹洞宗寺院史料、能登の地域史、さらに関連地域の歴史資料など、多岐にわたっています。

祖院史料に関する目録の作成は進んでおり、その史料の全容は明らかになりつつありますが、有効に活用することが行われているとは必ずしも言えません。特に、全国各地の曹洞宗寺院に関連する史料については、当該寺院及びその地域の史料が紛失・散逸してしまっていても、祖院にはその関連史料が保存されていることが確認されています。

本シンポジウムでは、總持寺祖院史料の有用性を改めて確認するとともに、新たな活用の可能性について指摘してみたいと思います。それは、曹洞宗教団史を考える上で有用なだけでなく、関連する寺院史・地域史を明らかにする一助になるからです。

總持寺祖院史料の全体像を広く知らしめるとともに、関連する諸研究との協同を想定し、来たる太祖大師瑩山禅師七百回大遠忌へむけての関連シンポジウムとしたいと思います。

日時

令和4年6月11日(土曜日) 13時30分〜17時00分

講師および演題

アイコン(旗)【基調講演】

  • 圭室文雄(明治大学名誉教授)「文化三年(1806)總持寺大火について」
  • 田中洋平(淑徳大学人文学部准教授)「總持寺祖院蔵の宝永年間の本末帳と地域史史料」

アイコン(旗)【提題】

  • 秋津秀彰(曹洞宗総合研究センター常任研究員)「總持寺祖院史料による研究の可能性―三法幢地の問題を事例として」
  • 武井慎悟(鶴見大学仏教文化研究所特任研究員)「近世曹洞宗における勅願所について」

アイコン(旗)【パネルディスカッション】

司 会:尾崎正善(鶴見大学仏教文化研究所客員研究員)
登壇者:圭室文雄・田中洋平・秋津秀彰・武井慎悟

会場および開催形式

鶴見大学会館地下メインホール(要事前申込、先着75名様まで)およびオンライン配信(Zoom Webinar を利用、要事前申込)を予定
(ただし、新型コロナウィルスの感染状況によっては、オンライン開催のみとさせていただく場合がございます。)

参加申込フォーム

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協力

鶴見ヶ丘学術協力委員会

 

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