学長から皆様へのメッセージ
~後期授業に向けて【9月7日掲載】~

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~後期授業に向けて【9月7日掲載】~

在学生・保護者の皆様へ

 昨年度来、新型コロナウイルス感染症の収束の目処が付かない中で、鶴見大学では学生の皆様の安全と健康の保持を第一に考え、5月よりインターネットを介した遠隔授業を導入し、6月以降は感染予防に配慮しながらキャンパス入構制限の一部を解除し、必要不可欠な領域等については対面授業を実施してまいりました。
 在学生の皆様にとっては、これまで経験したことのない環境変化の中で、戸惑いや不安、疲労感に苛まされ、当惑なさっておられるものと拝察いたします。殊に、新入生の皆様にとっては、期待を持って入学されてきたキャンパスライフが突如失われ、その上想像だにしなかった多くの制約を強いられ、皆様ご自身の将来への不安、憂鬱感、心の負担もさぞや大きいことでしょう。
 皆様が、心に夢を懐いて本学を学びの場として選択してくださったことに感謝申し上げるとともに、誠心誠意、教学の場の再生に尽くしてまいることをここにお誓い申し上げます。従いまして、ご家族のご心配、学生ご自身のご不安、学生同士の悩み、是非、本学にご相談ください。
 鶴見大学で学ぶ皆様が、本学の建学の精神「大覚円成 報恩行持」のもと、優れた智慧と豊かな心を具えた真人(ひと)として、明るい未来の創造に貢献できる存在へと成長してくださることを心から祈念し、できる限りの支援をさせていただきます。本学の教職員を挙げて少しでも身近なサポートができるよう、皆様からの忌憚のないお声をお待ちいたしております。
 さて、いよいよ夏休みが明け、後期がスタートします。本学では、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえつつ、前期同様のインターネットを介した遠隔授業の活用とキャンパス内の衛生管理を強化しながらの対面授業を実施してまいります。こうした遠隔授業と対面授業のハイブリッド方式は、実習科目をはじめとした各学部のカリキュラム特性に基づく必須の措置であると考えております。
 大学での学びは、授業だけではなく、友人・先輩・後輩との交流、サークルやボランティア活動など、キャンパスでの日常生活を通じた様々な出会いの中での気づきのやり取り、その積み重ねこそが根基であると、私も理解しております。学生の皆様が安心して学べる学修環境と安寧な日常が一日でも早く取り戻せるよう、全教職員が一丸となって努力と工夫を重ねてまいります。
 引き続きご不便をおかけすることになりますが、ここにご理解・ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

2020年9月                           
鶴見大学・鶴見大学短期大学部
 学長  大 山 喬 史